2015年12月25日金曜日

最近のおきもの事情~新春のお知らせ

  むらたや綴り  
   kimono-murataya

今年も残り少なくなりました。

最近、忙しくてブログを書く時間がなくて

久々の投稿になります。


今は、新しいものをお求めになる方より

昔のお着物をリメイクされて着たりお譲りになられる方が

増えてきています。


最近では、『一つ身を裏を替えて仕立直して下さい。』という

お客様がいらっしゃいました。表生地は殆どシミはなくだからこそ裏が

余計に目立ちシミ落としをするのと新しい胴裏を付けるのとお生まれに

なられた時に新しいのを買って差し上げる。3パターンの見積もりを

取らせて頂きました。

買った方が安い気がしたのですが、ご本人さんのたっての希望で

て言うより・・・『新しいのは買わないから、今ある一つ身を何とかして。』

とおっしゃられましたので、トキハヌイ・洗い張りに出し新しい胴裏をお付けしました。

そういったお客様がいらっしゃれば、『喪服を新しく作り直すわ。』とおっしゃられる

お客さまもいらっしゃいます。


考え方は色々なんだと感じました。又、色々とおっしゃられるお客さまに

助言してさしあげる・・・そう在りたいと、いえそうならないといけないのだと

思いました。



先程もお電話で・・・一つ身のシミ落としのお値段は?と尋ねられました。

よくよくお聞きすると、無事お産まれになり

来年早々に宮詣りをされるということでしたので、間に合わないと思い

お話を進めていますと

お嬢様が嫁がれた場所やお家がきちんとされ派手だということで

レンタルより一つ身を買われ、箱に入れのしをかけ寿と名字を入れ

お届けされる方が、丁寧で宜しいと思います。・・・・と経験上のアドバイスを

させて頂きました。



初めてのこととなるとやはりご心配になられます。それは当然のことと思います。

そんな時に信用でき頼れる呉服屋でありたいと思います。




kimono-murataya.com より













     むらたや お薦め

西陣正絹袋帯 【加納幸】謹製 小花模様文箱柄・六通




特選西陣袋帯 【加納幸】謹製 縦雲取草花文様 金色・六通




高級西陣袋帯 【となみ織物】謹製 《織賓・糸車模様》 




他にも多数取り揃えておりますので是非ご覧ください。 




江戸小紋・小紋・名古屋帯専門店 
       着物 む ら た や  




  ℡   0856-22-0095 (代表)
 ℡       0856-22-0098 (ネット専用)
 メールmurataya@iwami.or.jp




2015年10月24日土曜日

一つ持っておくと便利な袋帯とコーディネイト

  むらたや綴り  

   kimono-murataya
























最近、私共の地域では新しいものを買うより

昔のものを何とか利用できないかとお考えに

なる方が増えてきています。

古くても良いものは沢山ございます。そこで

弊社は、五年前からリフォームに力を入れ

始めました。レンタルも考えたことはございますが、

呉服屋としての本質からかけ離れてしまう気が

して、色々と葛藤した上で出した答えが、

きものを売るだけでなく、お客様のご希望に副えるよう

何か所かの悉皆専門業者さんと取引をして

その方に合ったきものの選び方を一緒に考える・・・

というスタンスでやってまいりました。

おかげさまで、嫁いでから17年になりますが、

私自身勉強をさせて頂いたと思ってます。


きものは、奥が深く又、進歩していて

シミ落としなどは、落とせないものはないくらいの

レベルまで行きついていると思います。

しかし、まだまだ進歩は続くと思います。

だからこそ毎日が勉強だと思い、経験を大切にして

知識を増やしていくつもりです。




むらたやは、在庫を持ちいつお客様がいらしても

対応出来るよう品揃えは、万全を期しているつもりです。

よって、年数によっては難が出てくるきものもございます。

いつまでも寝かしておいても仕方がないですので、

この際、欲しい方に安くご提供させて頂く企画を

たてました。(振り袖に限り)

喪服は弊社が扱っている中でもランクが上の商品を

お安くさせていただき、喜んで頂こうと企画しました。

最近は、喪服は着ないと割り切った考えの方も

いらっしゃいますが、どうでしょうか?

せめて冠婚葬祭の時くらいは、きものにふれてみては

と思います。日本の素晴らしさを解っていらっしゃる

方が外国の方には沢山いらっしゃいます。

きものの良さを知って自身で着付けの勉強をして

きものをライフスタイルの中の一部にされている方を

よく拝見します。

日本人の忘れかけている魂のようなものを感じました。

外人の方が着られてもさまになっていて素敵でした。

お家のお道具として、いざと言う時は必要になると思います。


          むらたやのお薦め 
        kimono-murataya.com
      
 

 







 
参考上代324,000円~(税込)
むらたや価格149,040円~(税込)(本体価格: 138,000円~)
特選西陣袋帯 【加納幸 謹製】

縦雲取り草花文様 です。「雲取り」とは、古典的な模様・柄の

一つです。雲の形の曲線を図案化して、その雲取りの中に

草花等の柄をえがき四季を問わずいつでも締められるように

工夫をしてございます。金の部分はシックな泥金を使い

流行に左右されない、まさに高尚な古典的フォーマルな袋帯です。

結婚式の留袖から正式なお茶席での訪問着や色無地、江戸小紋に

合わせてこの帯の持つ活用の幅広さを感じて下さい。

又、流れを感じさせる六通ですので大変締めや
すいと思います。




このように合わせています。

































参考上代529,200円~(税込)
むらたや価格213,840円~(税込)(本体価格: 198,000円~)
  
 特選西陣袋帯 【大庭織物謹製】 (金茶)

多くのファンを持つ、「白綾苑大庭」の六通の高級袋帯です。

軽くて締めやすく、丈夫で長く愛用して頂け尚且つ

困った時に頼りになる帯です。

きものによってなかなかピンとこない帯の時こちらを

合わされるとどのようなお着物にでものせ易く合わせやすい

帯です。大胆で鮮やかな色使いですが、「彩美色紙文」の名のごとく

色紙の中に四季折々の草花の柄を配置し、流行にとらわれない

古典柄です。独特の色使いが帯の柄を立体的な表情にしています。

加賀友禅の訪問着や付け下げ、又、東京染江戸小紋に合わせると

より一層きものを引き立ててくれる一品です。




























































このように合わされても宜しいです。


江戸小紋・小紋・名古屋帯専門店 
       
       着物 む ら た や  




  ℡   0856-22-0095 (代表)
 ℡       0856-22-0098 (ネット専用)
 メールmurataya@iwami.or.jp






2015年9月25日金曜日

着用シーンの多い小紋と名古屋帯

  むらたや綴り  
        ~むらたや 便り~
















ブログを始めて一年が過ぎました。

この一年は、大変貴重な年でした、ようやく
私どもが目指していることが何なのか分かって
きたような気がします。


むらたやは、私が嫁いだ先の呉服屋です。
なかなか着ることが無い“きもの”をいかにして
皆様の身近に感じて頂けるかが課題となっています。



最近は、お母様のお着物やご両親が作ってくれた
大切なお着物をお持ちになられて
『着れるようになるかしら?』というご相談が増えました。


又、お母様自身がご自分でお求めになられた
成人式の振袖を娘に着てもらいたいというお客様が
いらしゃいました。
その方は、その当時は、きものの知識がなかったため
着られた後、普通のクリーニング屋さんに出された
そうです。保存状態も関係してか結構シミがあり
悩まれていらしたのでいくつかの提案をさせて頂きました。


本来は、そのようなお困りごとを解決して、お客様に
喜んで頂くことも仕事の一つと改めて思いました。

やはり呉服屋は無くてはならないものだと
感じました。

きものをよくご存じの方もいらっしゃいますが、その分
ご存じない方も沢山いらっしゃいます。
そんな方々の味方になり、良きアドバイスをして
いけたらと思っております。



























むらたや お薦め
          http://kimono-murataya.com/
 
むらたやでは、江戸小紋を中心に小紋や名古屋帯、
しゃれ袋で気軽に着物をきて頂きたいと思い
ネット通販を始めました。


今からは、お茶会の多い季節ですので
T・P・Oに合ったお着物をお薦めします。




むらたやの逸品ものです。

松井清々(初代)の付け下げ
あだち雅一の付け下げ
東京染江戸小紋(宝尽くし柄)
江戸更紗

色々な場所で活用できるお着物だと思います。


むらたやでは、普段でも着れるお着物にも力を入れています。





 


参考上代81,000円~(税込)
むらたや価格52,920円~(税込)(本体価格: 49,000円~)

正絹京染小紋【江戸五嶋紐監修】

柄は、飛柄ですので帯も合わせやすく、季節を

問う柄ではないので、安心して着られる

おきものです。色は、ライトグリーン色ですので

年齢は幅広いと思います。

これこそ帯によって年齢、季節等を変えられて

便利な一品になると思います。

柄域は、まるで 蛍が飛んでいるかのような配置

です。その中には、厄除けのウロコ模様が施され

正統派といえる柄です。

女性の厄年の時に長いものを送る等の際に活用

することもおすすめです。

シンプルですが、生地もしっかりしていて

着用シーンは結構多いと思います。

お茶会は勿論、お花見、美術鑑賞、ご友人との

お食事会や忘年会、新年会と気軽に着用できます。







参考上代162,000円~(税込)
むらたや価格82,080円~(税込)(本体価格: 76,000円~)

特選総柄九寸名古屋帯【山田織謹製】

淡いグレー色を基調として縦にやや濃い色の

グレーストライプでおしゃれ感を出しています。

しかし柄は正倉院の御物にある唐花模様の間に

七宝模様の柄が施されています。

全通ということで自分で締めるには大変締めやすく

尚且つ、品格のある柄ですので、お稽古事は勿論

観劇、美術館等の格式のある場所へ気軽に着て行く

余裕を持ちいつもと違う時間をお過ごししてください。

色無地や江戸小紋等にも合わせてみてください。

幅広いシーンで御召いただける重宝する一本です。







江戸小紋・小紋・名古屋帯の専門店                   着物の   む ら た や


 ℡   0856-22-0095 (代表)
 ℡       0856-22-0098 (ネット専用)
     http://kimono-murataya.com/
      mail     murataya@iwami.or.jp




                                                

2015年9月15日火曜日

むらたやの小紋・名古屋帯・袋帯


  むらたや綴り  
         
     ~むらたや 便り~
 
https://kimono-murataya.com/




むらたや では、小紋・名古屋帯


袋帯を ネット販売しております。

今までは、催事をすると必ず

嫁入り嫁入り支度の為にと

訪問着・付け下げ・無地・小紋

と喪服や留袖・・・他色々と可能な

限り誂えるためにいらして下さっ 

ていましたが、今は本当に必要な方だけという感じに

なってきました。

それでも 晴れ着・喪服一式を持たせてあげられるお家は

ましな方です。

今は、着ないからとか、管理ができないとか、面倒くさい

等と言ってお嬢様の方からいらない・・・と言われご用意

されない方が増えてきています。

特に弊社がある町で、特にそのような雰囲気があります。

それでも、派手な地区に嫁いだり、古くからの歴史のある

所に嫁ぐ方は、きちんとご用意をされます。


むらたやでは、いつお客様がいらしてもご覧いただける

だけの量とご満足して頂ける質感の物をご用意して

おります。

しかしながら、お茶関係の方が圧倒的に多いので、

どうしても小紋や名古屋帯・袋帯が増えてきたのです。

折角ですので、むらたやの自慢の商品をネットに上げ

てみようと考えました。

きちんとした問屋で一品一品厳選して仕入れをしました。

ご覧ください。

参考上代129,600円~(税込)
むらたや価格51,840円~(税込)(本体価格: 48,000円~)

正絹 京友禅小紋【花唐草・ライトブルー】


地紋おこし染め風でしあげて、透明感のある質感です。
意匠には、草花のデザインを染め上げています。
お茶会やお食事会等で気軽に着て頂いたり、お稽古着
にしても損しないお手頃価格ではないでしょうか。

勿論ショッピングにも十分大丈夫です。









参考上代105,840円~(税込)
むらたや価格52,920円~(税込)(本体価格: 49,000円~)

正絹 京友禅小紋【格子柄・ダークブラウン色】
秋月洋子監修


生地は丹後ちりめんで、優れた技術を持った職人さんと
伝統的な古典の良さの中に、今風の格子柄を柔らかく
表現したきものです。
おしゃれに着れるひと品です。
ちょっとしたお食事会、観劇、簡単なお茶会等、色々と
着用範囲は広いと思います。
帯によっては、セミフォーマルな場所でも着れる重宝する
一品です。



おしゃれキモノ推薦 【弥栄織物】   九寸名古屋帯  「草花文様・黒色」

参考上代81,000円~(税込)
むらたや価格29,160円~(税込)(本体価格: 27,000円~)
九寸名古屋帯【弥栄織物】

草花文様で地色は黒です。
素材の美しさとおしゃれな柄いきがきものを
より一層引き立ててくれます。
小紋や、織のお着物に合わせて下さい。
どのようなお着物にも合わせやすいと思います。






参考上代320,760円~(税込)
むらたや価格170,640円~(税込)(本体価格: 158,000円~)


特選正絹西陣袋帯 【織楽浅野】

さらりとした肌触りが良く、しなやかで締めやすい
帯です。地色は上品なベージュで「新蒔絵七宝」と銘打た
れたシンプルな花七宝柄です。
着用年齢や着用範囲も広いです。又六通ですので
何処を出されても良いので大変重宝されます。

http://kimono-murataya.com/  





   
   


江戸小紋・小紋・名古屋帯専門店
          着物の むらたや 
   http://kimono-murataya.com/















℡   0856-22-0095 (代表)
℡       0856-22-0098 (ネット専用)
mail     murataya@iwami.or.jp

2015年9月5日土曜日

きぬたやの絞り~受け継ぐべき伝統の手技

 むらたや 綴り 


           

いよいよ今日から催事の始まりです。

第一弾は、絞りのきぬたやの商品です。

どれも素晴らしい商品ばかりです。



二枚で四季を表現しています。

すべて絞りで描いていますので見ごたえのある作品です。





縮緬の生地に絞りでがらを表しています。

縮緬に絞りは大変技術がいる手仕事です。

この様なおきものでしたら、オシャレに粋にと帯によって

感じが変わり、又どのような帯を持ってこられても合わせ

やすいと思います。




絞りで描く柄です遠目からみたら絞りと分かりません。

又、大変軽く、絞りだからといって太って見えるわけでも

ございません。




こちらの絞りは変わってます。
重みで下にのびスラッと見えるのではないでしょうか。

他にまだまだ商品はございます。
又色々とご紹介致します。

江戸小紋・小紋・名古屋帯専門店 
       
       着物 む ら た や  




  ℡   0856-22-0095 (代表)
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2015年8月13日木曜日

フォーマルのきものについて


 むらたや 綴り 


「フォーマルのきものについて」

フォーマルな場とは、結婚式や入学式・卒業式

等の「式」となのつくものや人生の節目を祝う

七五三・成人式等の儀式のことを指します。


フォーマルのきものにもTPOがあり、

礼装・準礼装・略礼装がございます。

礼  装 冠婚葬祭など、儀式に出席するための
      正式な装い。結婚式なら、親族や主賓として
      出席する場合。(留袖・色留・振袖・喪服)

準礼装  礼装に準じた改まった装いで、結婚式や

      披露宴全般に着用できます。
      (訪問着・色無地・一つ紋の江戸小紋や付け下げ)

略礼装 格式ばらない結婚式・披露宴や二次会に、

      友人の結婚式に招待客として出席する場合。
      (江戸小紋・付け下げ・小紋)
           
                        あくまで目安です


黒留袖 ・・・結婚式や披露宴で仲人夫人や新郎新婦の

        母親、既婚の姉妹、新郎新婦に近い親族関
        係者が着る既婚女性の礼装です。
        裾周りのみに模様があり、「江戸妻」とも呼ば
        れています。五か所に実家もしくは、婚家の
        家紋を最も正式な「染め抜き日向紋」でいれます。
        帯は、金・銀・白の地色に吉祥紋や有職文様を
        織り出した重厚感のある袋帯がお薦めです。
        小物は、金銀白の礼装用を合わせ、
        長襦袢・半衿・足袋は必ず白にします。



色留袖・・・裾周りのみに絵羽模様が広がります。
       未婚・既婚問わずに着られます。五つ紋を
       付けて比翼仕立てにすれば、黒留と同格の
       装いで礼装になります。
       最近では、着用の巾を広げるためにあえて
       三つ紋・一つ紋にして準礼装にすることも多く
       なりました。比翼仕立てにはせず、薄い色の
       伊達衿でおしゃれを楽しむことができます。
       五つ紋付の場合は、帯や小物は黒留に準じ
       ますが、準礼装として装うなら品の良い淡い色の
       小物を合わせることもできます。






【留袖の決まり事】 


留袖の語源は、諸説ございますが、私が嫁いでから

教えて頂いたのは、未婚の時に着ていた袖は比較的長く
結婚を機に袖の振りを短く留めることに由来して、婚家に
長く留まるようにと願いが込められているのです。

留袖には必ず「紋」が必須です。染め抜き日向五つ紋です。

白羽二重のきもの(下着)を重ねて着ているように見せる
比翼仕立てになっています。
昔は、留袖はもともと「白羽二重」という撚りをかけない
生糸で織った生地で仕立てたきものを重ね着してました。
今では、衿・袖口・振り・裾周りにだけ白羽二重の別布を
縫い付け二枚着ているかのように見せる比翼仕立てが
一般です。

私が、嫁に来てから数回 下着のようなきものを持って
来られて何かしらと聞かれたお客様がいらっしゃいます。
初めは、分かりませんでしたが、母や色んな方の話を
聞いていたら理解ができました。百聞は一見にしかずです。
見た方が勉強になりました。

八掛は、共八掛です。表の絵羽模様と同様の柄があり
格の高さを感じさせます。

黒留袖は、「一越縮緬」という生地で仕立てます。

あわせる帯は金・銀・白の錦や唐織の袋帯が好ましい。
吉祥紋帯様や有職文様など格の高い柄を選ぶ。

帯揚げは、総絞りか綸子の白、又は白地に金銀が入って
いる物が良い。

帯締めは、白か白地に金銀色の物が良い。

末広(祝儀扇)は、帯の左脇に挿します。

 

    
むらたやのお薦め訪問着
         




















江戸小紋・小紋・名古屋帯専門店 
         着物の むらたや 
            http://kimono-murataya.com/



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 ℡       0856-22-0098 (ネット専用)
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