2015年7月19日日曜日

きもののメンテナンスとリフォーム~むらたやの夏のしつらえ


 むらたや 綴り 
     


最近は、大切なおきものを洗い張りをして

お嬢様に持たせたてたり、お孫さんに仕立て

直してあげられる方が増えて参りました。

私共も何とかお客様のご要望に近づけられるように

お話を聞いて、一番良い方法を考えて差し上げられる

そんな呉服屋でありたいと思っております。

本来は、着物を売ってナンボ・・・かもしれませんが、

今の時代に合ったように、又尚且正直にありたいと

思ってお客様と接しております。


梅雨も明け、本格的に暑くなります。

そんな時でも涼しそうに きものを着ているのは

大変粋なことではないでしょうか。

先日は、ご家族の方が亡くなられて今年が新盆

ということですので、夏の紗のきものを着ようと思って

出したら、身幅が合わず又カビの臭いがしたので

ご相談にいらっしゃいました。

きものを見せて頂いたとき、私は新鮮に感じたのですが

社長は、「あ~昔あったな~。懐かし~。」

その違いがございます。

でも決して着られて変ではないのです。

それどころか、新しく感じる方が増えていると思います。

きものには、それができるのです。

むらたやは、おきものメンテナンスを今実施中です。

梅雨の間しまっておいた大切なおきもの大丈夫ですか?

一度ご確認ください。カビ・しみがあれば早いうちの

お直しが良いです。


    むらたやの夏のしつらえ

 




 









  
江戸小紋・小紋・名古屋帯専門店 
         着物の むらたや 
            http://kimono-murataya.com/



  ℡   0856-22-0095 (代表)
 ℡       0856-22-0098 (ネット専用)
   http://kimono-murataya.com/
 mail     murataya@iwami.or.jp



2015年7月11日土曜日

お薦め名古屋帯と袋帯

 むらたや 綴り 

人を見るとき、足元からと言う風に足元は大切です。


お客様の所にお邪魔するのに、汚れた靴や


汚れたソックスは、大変失礼にあたります。


それと同様に、きものでも草履や足袋が汚れていたら

失礼になります。雨の日は草履カバーを付け

足袋に関しては、必ず替えの足袋を持参されますよね。

玄関で履き替えたり、足袋カバーを履いていき玄関で

足袋カバーを脱ぎます。













雨用草履も出ています。又、夏には夏の草履が
ございますので、その時期のものをお履きになると
よりおしゃれです。


本日は、新柄名古屋帯をご紹介いたします。


 

 

全通や六通で、何処を出しても大丈夫な柄域ですので
重宝します。

粋でおしゃれな方にお薦めは、
【龍村美術織物謹製】 最高級・正絹九寸名古屋帯
お柄は流行に左右されない「唐草牡丹文様」 しなやかな帯地は黒の錦地。
龍村一流の洗練された気品が漂う、すばらしい仕上がりです。
kimono-murataya.com ・・・より




袋帯のお薦めは、
【大庭織物謹製 】 《彩美色紙文・金茶色》
本物一筋に、その技を磨き現在も多くのファンを持つ、白綾苑大庭の六通の高級袋帯。軽くて締めやすく、丈夫で長く愛用して頂けると、きもの通のお客様からも定評があります。
大胆で鮮やかな色使いですが、俗名「彩美色紙文」の名前通り、色紙の中に四季折々の草花の柄を配置した、流行に左右されない古典柄です。
こちらは、きものに合わせやすく締めやすい帯です。
一本あれば重宝します。
kimono-murataya.com ・・・より



江戸小紋・小紋・名古屋帯専門店 
      着物 む ら た や  




  ℡   0856-22-0095 (代表)
 ℡       0856-22-0098 (ネット専用)
 mail     murataya@iwami.or.jp


2015年7月5日日曜日

江戸小紋について

むらたや 綴り

むらたやは、東京染江戸小紋に力をいれております。

出会いは、明治時代から続く老舗の東京の染色工芸の

会社の社長さんが、快く弊社の話を聞いて頂いた事が

始まりです。

その社長さんが弊社にお越し頂き自ら講義をして頂きました。

「目から鱗が落ちる」のは、こう言う事を言うのだと思いました。

東京染小紋とは

江戸時代、諸大名が着用した裃の染めに由来する小紋です。

現在は、伝統柄で基本的には、単色染め絹しか使わない

という特徴の『江戸小紋』

自由な創作が特徴の『東京染おしゃれ小紋』二種類に

分けられてます。

前者は、大名家間で模様付けの豪華さを張り合うようになり

江戸幕府から規制を加えられたため、遠くから見たら無地に

見えるような細かな模様になり、よってかえって非常に高度な

染色技を駆使した染物となりました。

後者は庶民がこの小紋を真似するようになり、生活用品等

身近にある物を細かい模様にして洒落をたのしみました。

宝尽くしなどのおめでたい柄や野菜や玩具、動物や気象など

さまざまです。このような庶民の遊び心から発祥した柄を

『いわれ小紋』といいます。

江戸小紋は、型紙を使って染めるのが特徴です。

この型紙は、江戸で作ることができずもっぱら伊勢に注文

していました。(伊勢型紙)



弊社が取り扱っています江戸小紋は、おしゃれ小紋が多く

柄も楽しいもの、おめでたいもの色々ございます。

一例ですが、ご紹介いたします。

七福神
牡丹に御所壁


紅葉づくし
宝尽くし


近くで見るとこのような柄です。(梅・松・笹)
遠くからみると無地に見えます。


江戸小紋・小紋・名古屋帯専門店 
       
          着物の むらたや 




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2015年7月4日土曜日

着物の知っているようで分かってない言葉~夏の装い



   むらたや綴り   



呉服の常識語としてよく使っている言葉でも

改まって意味を聞かれると返事に困ることが

ございます。

この際ですので、若干の点検をしてみたいと

思います。

ふき・・・袖口や裾に表より少しのぞいている

部分で、これは「ふきかえし」という意味です。

これがあるから、袖口や裾が痛まないですん

でいます。

袷の場合の袖口・裾に八掛が少しのぞいている

ことをさしています。

衽(おくみ)・・・身を置くので、置く身が衽になった

そうです。上半身の寸法や形を、この衽で調整す

るので、和服を仕立てるのに大切な場所です。

だいたい四寸巾と決まっていますが、衿をつける

のもこの衽が土台になっていて、この部分のおかげ

で丸みのある着付けができるのです。

お茶をされる方は、前幅を少し広めにとおっしゃら

れます。

身八つ口・・・発汗作用の多い子供の為にできた

脇の口が始まりです。八枚に裁ち分かれた身頃と

袖をしっかりつなぎとめています。

夏は、この身八つ口から入る風が胸と背中に

まわり涼しいのです。日本家屋と同じ発想で

冬はこの空気が暖まります。

身八つ口で身幅の調整をしたり、手を入れて

衿元や、脇の始末をしますので、着くずれ予防に

欠かせないところです。

胸高に帯を締める方は、袖付けを少なくしています。

逆に帯を下目に結ぶ人は袖付けをよくとって、あまり

身八つ口があけないようにします。

若い方は帯を上目に締められるので袖付けは少なめで

その下の身八つ口を帯でふさがないようにします。

何気ないようですが、この身八つ口の扱い方の

上手下手で装いに品格がでるかが決まってくると

言っても過言ではないと思います。





夏の装い





 


   



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      着物 む ら た や  
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