2015年8月4日火曜日

夏には夏のきもの~お盆の語源


 むらたや 綴り 




今年の浴衣の売れ行きは、前年度より減っている
ように思えます。

代わりと言ってはなんですが、襦袢がかなり出ました。
それに伴い夏物のきもの、帯といった感じで少しずつ
増えている気がします。

やはり、その時期のものでないと・・・と皆様お気付きに
なられ 『これは、いつ着るの?』とか
『こんな時は何を着るの?なにを合わせたらいいの?』
と聞かれることが増えました。
それだけ皆様興味をお持ちになり、着てみたいという
気持ちの表れでではないでしょうか。

その中でも、あるものを何とかしたい。というお客様が
増えました。染め替えがかなり増えてきたように思えます。
又、今お持ちのおきものを譲りたいといわれ、
洗い張りをして仕立替、その時に新しい胴裏と八掛にすると
新品に近い状態にあがり、お客様から大変喜ばれます。

新しいものは売れにくくなってきていますが、
きものを着たいと思われている方は確実に増えてきて
いると実感しています。


 


 



又、変わり種で「雨コート」を言われるお客様も増えました。





最近の雨コートは軽く種類も豊富でおしゃれです。



ところでお、八月に入り、お盆が近づいてきましたが
お盆の語源はご存知ですか?

仏教でいう「盂蘭盆会の略」と思われている方が
多いようです。あながち間違いではありませんが、
そもそも「お盆」とは、いわゆる ご先祖様にお供えを
盛る器のことだったのです。
これが、盂蘭盆の盆と混じり合った意味になっています。

盂蘭盆は、サンスクリット語のウランボンの音訳で、
逆さに吊るすという意味があります。亡くなられた方々
が、そんな苦しみを受けてはいけないので、その苦しみを
救うための供養が盂蘭盆会なのです。
どうぞ丁寧に手を合わせてあげてください。
丁寧に手を合わせると、両手のしわとしわが合わさって
「しわあわせ→しあわせ」幸せになるのです。
そうでないと、両手の節だけが合わさり、「ふしあわせ」
不幸せになりかねません。

ともあれ、お盆は浴衣の季節です。
とりあえず、浴衣から着てみるのも きものに慣れるには
一番の早道ではないでしょうか。


あまり見えないとはいえ、小物にも気を付けたいですね。


 




江戸小紋・小紋・名古屋帯専門店 
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