2015年5月16日土曜日

大切な着物のメンテナンス


今日は、雨です。週末は普段お仕事の方がお着物を

取りにお越しになられたり、お着物の相談に来られたり

することが多いのですが、雨なのでどうでしょう。


これから、雨の日も多くお着物のお手入れに気を付られた

方が良い場合がでてきます。

そこで今日は、メンテナンスについてお話をさせて頂きます。


保管の4大ポイント

①汚れを取り除く
目立たなくても後が大変・・・・シミ・カビの元になります。

②湿気を防ぐ
湿気は絹の大敵。黄ばみ・カビ・縮みの原因となり
後が面倒です。

③虫喰いを防ぐ
喰われたらかけつぎでも跡は消えません。

④間違ったたたみ方や重圧は禁物
折ったり押さえつけたりは、箔・刺繍・絞りには大敵です。
剥がれたり風合いが損なわれます。



箪笥に入れっぱなしにしで久々に箪笥を開けてみると

大切なお着物に湿気よりシミ・カビ、変色していることが

ございませんか?

それは、着用後にしっかりと乾燥させてしまわなかったり

汗等その時は見えなくても時間が経つとその部分が変色

していたりします。当分着ることが無い場合は、一度

丸洗いに出してしまわれた方が宜しいと思います。

それから乾燥剤を入れてしまってください。



ひと箱に4シートはいっています。
箪笥一段にえ1シート入れて頂ければ
十分です。しかし変え時期は半年後となって
おりますので気を付けてください。

絹は虫は食わないと言われていて絹製品が
一番怖いのは、湿気です。
こちらの乾燥剤は、防虫・防カビ・除湿・脱臭シート
となっておりますのでウールの物にも適しています。



日付も記入できます。
是非ご利用ください。

お取り換えの時に違う乾燥剤が入っていましたら
勿体ない思いますが、前の物は捨ててください。
違うメーカーのものでしたら、箪笥の中で
化学反応をおこして着物がヤケたり致します。
実際にお客様のお着物が、シミが来ているところを見ると
文庫紙(たとおし)の上に着物のシミと同じ形のシミがあり
分かったのです。お客様にお聞きして確信しました。
そのような事もございますので、十分に気を付けて下さい。


又、雨の日等に着物を着られる場合
泥はねや雨のシミ、お車に乗られる場合は、
車についている汚れがお着物につく場合が
ございます。そのような場合クリーニングのみでは
落ちきらない事が多いです。その落ちていない汚れを
ほっとくとシミが黄ばんで段々と落ちにくくなります。
落そうものならかなりの金額が必要となります。

是非早めの処置をされて置かれた方が宜しいと
思います。一番宜しいと思うのは、きれいな状態で
パールトーン加工をされておかれたら襟の汚れや
少し汚れがついてもパールトーンに出せば、
お手入れのみでほぼ直して頂けます。


最近では、仕立てあがっている大切なお着物や
かなりの金額をだされたお着物。また紋付や袴
30年前の振袖・コートや羽織まで色々と
パールトーン加工をされる方が増えてきました。
 
汚れた時のショックと直すのに金額がいくらかを
考えた時に先行投資と思い加工を
される方が増えてきました。


(お手入れとは、アフターサービスでシミを取ってくれます。)
ただクリーニング代はかかりますが、パールトーン加工を
されていますと、むらたやでは、
比翼付  留袖・・・ ¥10,000(税抜き)⇒¥5,500
訪問着・付下げ・・・¥9,000(税抜き) ⇒¥5,000
小紋・無地・喪服・・¥8、000(税抜き)⇒¥4,500
となります。

しみ抜き・カビ抜きは別途料金になります。


留袖や喪服などは黒ですので帯を締めた所が
擦れが目立ちやすくなります。
私の留袖も着用スレがありましたが、汚れと違って
おいていて酷くなる事はございませんので、余りにも
目立たない限り直しませんでした。
どなたかに譲られると言う時にきちんとして
差し上げられたらと思います。




江戸小紋・小紋・名古屋帯専門店 
     着物 む ら た や  
   http://kimono-murataya.com/  



  ℡   0856-22-0095 (代表)
 ℡       0856-22-0098 (ネット専用)
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