2015年5月19日火曜日

着物の衣替えについて

【衣替え】

四季にあわせて衣服を着替える習慣は、はるか昔の

平安時代に始まります。

生活様式が変わった今日では、体調に合わせて衣服を

考える等々  衣替えの習慣はあるもののその定義が

変わってきているように思えます。


お茶会や伝統を重んじる主旨の会等では、

更衣のしきたりを心得る事は大切だと思います。

十月から五月中は袷の着物で、六月からは単衣仕立の

着物になり、七月・八月は薄物とよばれる 絽や紗、麻

等の盛夏の生地の着物を着ます。

帯も夏用の 絽・紗・羅 のように 単衣の帯を用います。

九月は六月と同様に単衣仕立ての着物に夏帯です。

但し、よく帯は先取りと言われ

六月の単衣は夏帯で、九月の単衣の着物には袷用の

帯をしめるとも言われています。その時に注意して

頂きたいのは、着物の雰囲気をみて合わせてください。 

軽い雰囲気の着物に重い雰囲気の帯では合いません。


温暖化の今日では、趣味の会や個人的な集まりには

六月一日を待たずとも単衣仕立てを着用します。

現代なら五月中旬から夏帯を締めても構わないと

思います。とはいえ なかなかその勇気もない場合は

最近スリーシーズン用の軽い帯もございますので、やまずに

それを締められるのも宜しいかと思います。


昔は四季と言うものを重んじるほど、春夏秋冬がはっきり

していましたのであまり悩まずすんでいたと思います。

今は、ご自分の体調や天気を考えてお着物を選んで

着てください。

『六月に薄い雰囲気の衣単衣が良いわ。』という方には

紗袷をお薦めします。薄物を二枚重ねて仕立てますから

六月九月に着ます。紗は糸が少ない軽い生地ですので

二枚重ねると生地が揺れ、モアレがでて清涼感を

誘います。大変贅沢なお着物といえるでしょう。






        単衣向き
        


   
夏用・・・絽の付け下げと夏の帯

 


 絽の付け下げ・絽の無地
 



 おしゃれなコート地





おしゃれ着きもの
        


 
 


江戸小紋・小紋・名古屋帯専門店 
     着物 む ら た や  
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