2014年6月11日水曜日

伊勢型紙を使った東京染江戸小紋

江戸小紋・小紋・名古屋帯

専門店   着物の む ら た や
            

生地に染色を施す方法は様々ですが、
型紙を使って柄を染める染め織の一つとして、江戸時代に精緻さと文様の多様性が発達した江戸小紋がございます。

本来小紋とは、柄の細かい模様や小さな柄を染めた着物のことを指し、その中でも江戸小紋は、特に精緻で細密な型紙を使った染め物です。

型紙を使った染めは江戸時代以前からありましが、武士の江戸城内の公式礼装着となり、本来は無地であった裃に黒や茶、藍といった染め色で細かな小紋柄が使われるようになってから江戸時代後期において、型紙や型彫の為の刃物の技術革新等に伴い精緻さが増してきたと言われております。


前回もお話致しましたように
「鮫」 「角通し」 「行儀」 といった基本の小紋柄に始まり、一見無地と見える程のより細かい柄へと進み さらに 裃専用の細かい柄の小紋が染められるようになりました。
すると 甲斐の武田藩「武田菱」紀州徳川家「極鮫」加賀前田家の「菊菱」といったように各藩が独自の「定め小紋柄」を制定して他藩の使用を禁止してゆきました。

武家の装束の中で次第と江戸小紋が形成化して行く一方で、上流階級である武士の衣装である小紋文様に憧れをもった裕福な町人を中心とする庶民の中にも衣類に小紋の柄が取り入れられるようになりました。
 
次第に商人が形成的な武士の小紋に対し、じゆうで洒落た柄を江戸の旦那衆が着始め、武士の定め柄のように自らの好みの定文様を持つ豪商も現れてきました。


当初小紋は町人の世界では、黒や色無地に次ぐ男性の略礼装と用いられていましたが、次第に女性の着物として浸透してきました。このような広がりの中、江戸時代後半は「幾何学文様」・「草花」・「動物」・「昆虫」・「風物」・「道具」・・・等そのバリエーションと多様性は増していきました。

ゆきわ

大小あられ

渦巻き




江戸小紋・小紋・名古屋帯
専門店   着物の む ら た や
            


我が社は、東京の老舗の富田染工芸さんに染めを直々に依頼をして染め上げています。正真正銘の東京染江戸小紋を扱っております。 もちろん伊勢の型紙を使用して伝統工芸士の方が丁寧に手仕事で染めて頂いており、安心できる商品を扱わせて頂いております。
 

 おしゃれキモノ別注・創作江戸小紋【宝尽くし文様・浅緑色】


単衣にされると涼しそうです


別注・創作江戸小紋【宝尽くし文様・浅緑色】
生地は厳選した高級浜ちりめんの「高砂」を使用いたしました。
伊勢の高級和紙に柿渋を塗り制作された「伊勢型紙」
一柄の型紙を作り上げるのに一か月近く要する事も・・。
丁寧に伝統工芸技術保持者の職人さんに染めて頂きました。
柄は縁起の良い「宝尽し」のお柄。
江戸小紋は帯とのコーディネートも楽しく着回し度の高さも抜群です。
観劇やお集まり、またお食事会など、どんなシーンにも対応してくれる、まさに上質の一品です。

 江戸小紋・小紋・名古屋帯専門店   着物の む ら た や

   

 ℡   0856-22-0095 (代表)        
 ℡       0856-22-0098 (ネット専用)            
                         
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 kimono-murataya.com
                     
        



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