2014年6月17日火曜日

受け継ぐべき物~四季のある日本

江戸小紋・小紋・名古屋帯専門店 
     おしゃれキモノむらたや  http://osharekimono.co.jp/ 




日本には、四季というものがございます。今時期は梅雨でじめじめして大変うっとおしいものですが、日本人はいろんな経験をして知恵を付けて四季を楽しんできたのではないでしょうか?




日本は、古くから移りゆく四季を愛すると共に季節ごとの歳時・年中行事を大切にしてきました。私の幼いころもお祭りで家にお客様をお呼びしていた事を覚えています。

世の中が便利になるにつれ、季節を味わう事も少なくなり、行事も年を重ねるごとに簡素化されています。
せっかくこの美しい日本に生まれたのですから、少しでも日々の暮らしに取り入れて 心のゆとりを感じてみてください。

ご自分のできる限りで良いですので、ライフスタイルに合わせて気軽に楽しみましょう。


            【冠婚葬祭

この言葉は、
人間まれてからぬまで、および死んだ後に家族や親族の間で行われる行事全般を言います。  今は、単に通過儀礼の一種として扱われています。4文字のいずれもが人生の節目及び死後の扱われ方を指していて、このいずれをも滞りなく行う事で一人前だとみなす思想でもあります。







  冠(かん)
成人式を指します。かつては15歳の元服に由来し、を頂くの意味を持ちます。成人と言えば飲酒や喫煙の法的制限がなくなる事くらいにしか認識されていないケースもあるものの、明治時代大正時代までの封建主義旺盛な時代には長子の元服ともいうと、その家の社会的地位によっては親類縁者から祝いの品がやり取りもされたといわれます。今日でも親類・縁者などの成人式ともなるとお祝いの品などを送る事から、一般の家庭では出費を意味しているが、今日では一般にて余り高価なものをやり取りしないため、言葉だけが残っている部分があります。しかしながら・・・おめでたい事には変わりありません。女性は、式に振袖を着て男性は、スーツ、目立ちたかったら紋付羽織袴で出席される方が増えています。

  婚(こん)
結婚式のことです。これを祝う者からの贈り物や祝い金(祝儀)のほか、披露宴を行う側にとっても祝宴の開催や引出物の提供など多大な出費もあり、また様々な風習・宗教的理由も含んで儀式内容も多様です。日本では近代化に前後して形骸化も著しく、宗教行事的な側面は減じられているケースも多く、人前式といった形式も見られます。

  葬(そう)
葬式のことですが、遺体の納棺から葬儀・火葬・納骨までを一連のサービス業者が取り扱う業態が発達しています。昔は、家で葬儀をして(地方に行くとまだまだありますが)近所の方にお手伝いをしてもらってみんなで、故人のご冥福を祈りながら見送って差し上げていました。
身内の方は、もちろん喪服で・・・ですから葬儀の後は、同じ紋のついた喪服がたくさん掛けてありどれがどの人のかが分からなくなっているケースがよくございました。そのようなお話をよくお客様からお聞きします。

祭(さい)
先祖の霊をまつる事全般をさします。法事お盆など様々であり、上の三つに比べると準備が行いやすいと思います。その一方で祖先の霊をまつる事は様々な様式化・儀式化がみられ、これに沿って「正しく祭る事」が求められる部分も見られ、殊更礼服などの重要度が増す部分である。
これらは祖先の霊をまつる事で人を集め、というか・・・そんな時にしか集まらなくなったと言えるのではないでしょうか。一族縁者の絆を深めて繁栄を目指すという、広義の同様の行事す。お盆などに帰省して祖先の墓参りをする人も日本にはまだまだ多く、近ければお彼岸の時も墓参りをします。
春は「ぼたもち」秋は「おはぎ」を作られる方もまだまだいらっしゃいます。


やはり日本人として受け継いでいかなければならない物もあると思います。
このような行事やしきたりは、受け継いで又後世に残していかなければ四季のある日本の良さが消えうせてしまいます。

だからこそ少しでも皆様に気づいてほしい。大切にしてほしい。というメッセージを込めて情報発信させて下さい。


       【本日のお勧め





喪服は家のお道具としてお持ちになります。
使わないに越したことは無いですが、必ず
使う時が来ると思います。そんな時の為に
ご結婚時には、お持ちになって嫁がれた
方が宜しいと思います。





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