2014年6月17日火曜日

単衣向きお着物と帯~伊勢型紙について

江戸小紋・小紋・名古屋帯専門店 
     おしゃれキモノむらたや  http://osharekimono.co.jp/ 

                                                                                                                                             









蒸し暑い日が続きます。少し動いただけで汗が出てきます。そんな時は、なかなか着物を着る気にならない方が多いと思います。

でも・・・そんな時に暑くても涼しそうに着物を着れたら最高におしゃれで粋ですよね。


 


どれも絽の無地です。東レの洗える着物です。気軽に着てお茶席や美術音楽鑑賞等に使われて、
汗をかいたらその日にすぐ洗濯機で洗ええて、陰干しをするだけです。

帯は正絹・西陣織です。やはり帯は、正絹が締りが良いですので、又良い帯をのせてると着物もよく見えます。





当社の通販サイトで力を入れているのは、格高くもあり、普段着るのに着用頻度が高い江戸小紋
です。皆様のお話をお聞きするに、「江戸小紋は高いでしょ。」「憧れはあるけど・・・」「一枚あったら便利かも。」「おしゃれ着にきたいわ。」等意見は色々ございます。

大半の方は、江戸小紋は高い・・・とご存知です。しかし、何故高いのかという事になるときちんとご存知の方は少なくなります。

お客様が本物を手にする事が出来るようにと少しでもお役に立てばと思い考えました。

とりあえず【伊勢型紙】 についてお話しいたします。 

  東京の伝統工芸品のうち、国の「伝統的工芸品」に指定されている品目

村山大島紬、東京染小紋、本場黄八丈、江戸木目込人形、東京銀器、東京手描友禅、
多摩織、江戸指物、江戸和竿、江戸節句人形(※)、江戸切子、江戸からかみ、江戸木版画 等々
本物の東京染江戸小紋は、伊勢型紙を使って東京で染めたものを言います。

経済産業大臣指定
伝統的工芸品




伝統的工芸品「東京染小紋」

 昭和49年5月25日、経済産業大臣から伝統的工芸品として指定されました。
 伝統的工芸品として指定されるには、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」に規定される下記に掲げた要件を満たす必要があります。

<指定条件>
日常生活の中で使用されること
製造工程の主要部分が手で作られること
つくる技術の基本が江戸時代までに完成されていること
天然の原材料が使用されていること
製品を作る産地形成されていること



 江戸小紋の柄付けは伊勢形紙(三重県鈴鹿市が産地)を使います。
 様々な彫刻刀を用いて彫り上げられた微細な柄の形紙を送って柄を付けていきます。極めて高度な技術が要求されます。

伊勢形紙(いせかたがみ)は、着物などの生地を一定の柄や紋様に染色するために使われる形紙の一つです。単に染色用の形紙だけではなく、図柄の芸術性が評価され、美術工芸品や家具などにも使用されるています。
三重県鈴鹿市で主に生産されており、現在流通している90%以上の伊勢形紙はこの地区で生産されています。
1955年昭和30年)、文化財保護法に基づき工芸技術としての「伊勢型紙」が重要無形文化財に指定され、6名の職人が重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)として各個認定された。1993年(平成5年)には伊勢型紙技術保存会が重要無形文化財「伊勢型紙」の保持団体に認定されています。また1983年(昭和58年)には通産省の伝統的工芸品の指定を受けています。

ですから、伊勢型紙を使っているかいないかでお値段も違ってきていると思います。
昔から残っている伊勢型紙は大変貴重で一枚で何百万もします。実際に触らせて頂きましたが、緻密な仕事で思わず「日本人って凄い」と思い誇りにも思いました。


       【本日のお勧め】

今日は、当サイトには掲載されていない、私が大好きな付け下げをご紹介いたします。
写真撮りは下手ですが・・・・・
本来は地の色はベージュのようなたまご色
の様なとても綺麗な色目です。
柄はシンプルですが、上品にまとまっています。





江戸小紋・小紋・名古屋帯専門店 
     おしゃれキモノむらたや  http://osharekimono.co.jp/ 







次回は冠婚葬祭についてお話したいと思います。



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