2015年6月15日月曜日

今更聞けないきものの知識~八掛編~

 
 いまさら聞けない着物の知識 ~八掛編~




最近、きものの専門知識を知らないお客様が増えています。

また、売り手側も商品知識にも少々欠けている所があるように

思えます。例えば八掛とは何かを知らない売り手(店員)さんは、

いないと思いますが、何故、八掛と言うのかを知らない人は

多いようです。

実際、少し昔の私も恥ずかしながら意味は知りませんでした。



八掛の八は、衽(おくみ)、前身ごろ、後身ごろ、袖口に

それぞれ左右二枚ずつ、合計八枚に裁った所からつけられた

名称です。

最近では、衿先にも同じ布を用いるようになったので、

現在は、十枚裁ちです。並幅で約4メートル10センチ

裾まわしという言い方をされる方もいらっしゃいます。






衽(9)、袖口(4)、前巾(8-a),後巾(8-b)
それぞれ左右ありますので“8”になります。
よって八掛という名前になりました。 


ちょっとしたことですが、知識として知っていて欲しい

そんな事を書いていきたいと思いこのようなネーミング

にしてみました。

そんなことは、常識よ・・・と思われる方も多いと思います。

しかし、知りたくても聞くのが恥ずかしい・・・。

どう聞けばいいか分からない。等と思われている方も

いらっしゃいます。

呉服屋は着物を売るだけではなく、それに伴う知識も

お客様にお教えしないといけないと思っています。

その為には私も色々と勉強をしていきます。

でなければ、お客様に教えて頂くばかりになり、

私に全く説得力がなくなり、お客様から見て興味のない

人間になってしまい信頼がなくなります。

そうならない様に努力していきます。

聞きたいことがあれば、遠慮なくお聞きください。



 

単衣向きのお着物です。(付け下げ)




 













 








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