江戸小紋・小紋・名古屋帯
むらたや
きものワンポイント
防虫剤を入れてあるから保存中も安心?
今むらたやでは、クリーニングのキャンペーンをしております。
その時のお話です。・・・・・・一回も着てないのにカビが、とか
開けてみたらシミが。・・・・・防虫剤を入れていたのに。
そのようなお話のお困りごとが増えてきています。
一度も袖をと通してなくてもカビはきます。絹は湿気に弱く
着物を入れてある文庫紙がある程度は湿気を取ってくれますが
文庫紙の紐の所が変色し始めたら湿気を吸いすぎのサイン
です。そのままにしておくと着物に移りカビシミの原因に
なります。気を付けて下さい。文庫紙を変えてください。
そして虫干しまでは・・・・という方には、天気が良くカラッとしている日に少し箪笥の引き出しを開けておくのも良いでしょう。注意点はその時直射日光は避ける事です。そして、普段は乾燥剤を入れてしまわれておかれると
尚良いかと思います。そしてコマメに変えてください。
但し・・・・交換する時に前の乾燥剤を取って残留臭気が消えてから入れ替えてください。
二種類以上を同時に使うと、箪笥の中で化学反応を起こし
生地にシミができます。実際お客様にもいらっしゃいました。
着物が入っている文庫紙の上に防虫剤を置いて又違うメーカーの防虫剤を追加されたのです。防虫剤の形が文庫紙に移り
そのまま着物に移ったのです。
もったいないかもしれませんが、必ず交換時には、
前の防虫乾燥剤は、取って下さい。
考えてみれば、教えてくれる人もいないと知らなくて当然
だと思います。私も呉服屋に嫁がなかったらきっと
知らない事だらけだったと思います。
次回はもっと詳しくお話をいたします。
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