2015年1月14日水曜日

喪服について~寒染め

江戸小紋・小紋・名古屋帯

専門店   着物の む ら た や





名水 『柳の水』
今日、女性の黒紋付きは不祝儀の際の正式礼装と
されています。その歴史は明治32年、永照皇太后が
亡くなられたその際に宮内省(宮内庁)が
「喪服は、白襟紋付」と告知をした事がきっかけです。
その当時は上流婦人たちの風習でしたが、昭和に
入って一般に定着したと言われています。

男性の正式礼装である紋付き羽織袴は、江戸の
武家の日常着でした。後に上層町人が式服として
着用するようになり、祝儀・不祝儀両用の礼服
として現代に引き継がれています。


先日お客様が喪服のクリーニングをご持参されました。
その喪服に比翼がついてあり、確かに昔は付け比翼か
襦袢の上に対丈の比翼地を着ていたみたいです。
しかし、今は重ねることは弔の時は良くないと言う事で
比翼は付けなくなりました。私も嫁ぐまで知りませんでした。
まだまだ一つ一つ勉強している最中です。

今回は付け比翼を取ってクリーニング(丸洗い)を
することにしたのですが、仕立て屋さんに持っていったら
この仕立て方は、比翼を取ろうとしたら、全部解かないと
いけないから、普通の仕立て代くらいかかるよ。
と言われました。仕立て一つにしても色々あるのだな
と又一つ勉強になりました。


新作の黒共名古屋帯です。
柄の所々に一色、黒の濃淡のある色を
差してございます。大変高級感のある
名古屋です。

寒の時に色を染めると発色も良く色が安定します。
黒もですが、色無地も染めてみたらいかがですか。

素無地も良いですが、このよう辻が花を織りこんだ
白生地を使って染められたら
少し華やかになると思います。

むらたやのお薦め




 

すべて同じ反物に帯をかえてみました。いかがですか。




訪問着と袋帯です。

上品で加工もしっかりしています。





江戸小紋・小紋・名古屋帯の専門店 着物の む ら た や

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    kimono-murataya.com

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