2014年12月2日火曜日

喪服について

江戸小紋・小紋・名古屋帯 専門店                         着物の む ら た や 

こんばんは、今日も頑張って仕事をしてきました。
お陰様で、毎日誰かしらいらして頂き有意義に過ごさせて頂いております。感謝です。

最近は、喪服を作られる方と作られない方の考え方が二極化されているな・・・と感じました。

 
嫁ぐときは持たせなかったけど、嫁ぎ先によっては作ってやらないと娘が肩身の狭い思いをするのでは・・・と感じられ作られる方が増えてきました。
お作りにならない方は、いざと言う時はレンタルが簡単で楽だしとお考えになられるみたいです。

ただ、いかがなものでしょうか。喪服をレンタル???

おめでたい席に出席した着物ならまだ許せる気がしますが、喪服は流石にレンタルは私の中には考えられません。

普段、着物を着るだけでも大変な事は皆様よくお分かりになっておられると思います。だからこそ葬儀や遺族の方々が喪服を着られていると涙をそそります。

 
このような話がございます。
ご主人が若くして亡くなられてその家には二人の娘さんがいらっしゃいました。奥様と娘さんの三人で喪服を着て弔問客のお出迎えをされたそうです。大変丁寧なことに行かれた方は感激されて余計に涙をそそったそうです。

又、このようなお話もございます。
その方はとつ嫁ぐときに作られていたのですが、葬儀当日『主人は、次男だしどうしようかしら。』と迷っていたらお母様が『折角作ったのだから着ていきなさい。』と言われ着用を決断。
その結果、お嬢様が『着て行って正解だったわ。』
なぜなら、そのお嬢様のご主人は大学病院のお医者様で当日沢山の弔問客が訪れたみたいで、『恥をかかずにすんだわ。』とのことでした。
喪服は、その方のお道具でもあり保険でもあるような気がします。






喪服について・・・
現代の和服では、喪の礼装です。五つ紋をつけ、黒の帯を合わせます。 関東では羽二重の生地、関西では一越ちりめんで作る。藍を染めた上から黒に染めると関東風、紅を染めた上から黒に染めると関西風になります。
黒喪服は、明治維新後に西洋のブラックフォーマルにならったものです。以前は白の下着を重ねていたが、昭和10年頃より不幸が重なるという迷信から省略されるようになりました。帯についても、現在は同様の理由で袋帯を避け、名古屋帯を合わせるようになりました。

喪服は滅多に着ることが無いですので、きちんと保管をしないとシミ・カビのもとになります。

着用後は、二、三日掛けておいてください。(日光が当たらないように・・・)それから、シミがあればクリーニングにだして下さい。多分シミ抜きも必要になると思います。汗をあまりかいてないようならば、しみ抜きのみでもいいと思います。

クリーニングから戻ってきたら、乾燥剤を一緒に入れて保管してください。


江戸小紋・小紋・名古屋帯の専門店                   着物の   む ら た や


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