2014年12月22日月曜日

女紋について~江戸小紋柄(伊達家)他



江戸小紋・小紋・名古屋帯
専門店   着物の む ら た や



今日も寒い一日でした。

私共の地域ではあまり知っている方は少ないと思う女紋についてのお話です。

正直、嫁ぐまでその言葉すら知りませんでした。

主に畿内(関西地方)を中心とした西国において普及
しています風習の一つです。女紋と実家の紋とは異なり、女系から女系へと伝える紋のことです。ですから、実家の紋とは意匠も由緒も異なります。
関西の商家では外部から頻繁に有能な入り婿を迎えて家を継がせる女系相続が行われていたため女系に伝わる紋が生まれたと言われています。
又、『家紋が一つしかない家は、旧家とは言わない。』ともいわれ代々の女紋を持つ家は相当な旧家として敬意を持って遇されることが多いのです。関西以外では、この風習は稀です。
しかし、たまに私共の地域でも『女紋と家紋どちらを持たせま
しょうか。』と尋ねられたりします。
女紋の意匠は主に家紋を基にしていますが、輪郭をかたどった
「陰・中陰」・「細輪」・「覗き」等やや女性らしいものが多いのです。普通は、留袖・喪服や紋付等に実家の家紋を用いる例が多く見られますが、女紋を継承している場合は、是非女紋でお着物をお作り下さい。


          
喪服一式

色留袖




             江戸小紋について

伊達家の裃お定め柄・・・行儀




静御前が、鶴岡八幡宮で苧環(オダマキ。糸車)を
手にして舞ったという逸話からとった柄



米寿格子「米」の字がモチーフ


                     むらたやお薦め


  
四季折々の花が描かれており、品も良く
是非初釜にいかがでしょうか。(≧▽≦)
        
橘の花が描かれています。
こちらも新春にふさわしいお召し物
だとおもいます。



江戸小紋・小紋・名古屋帯の専門店 着物の む ら た や


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